17番。
○17番(福井康夫君) 議事進行です。議事進行の内容は動議を口頭で出したいと思いますので、議長、発言をよろしく取り扱ってもらいたいと思いますが、よろしいですか。
いいですか。1人以上賛同。いいですか。(鳥飼議員「とりあえず内容を。内容を聞かなわからん」と呼ぶ)いいですか、発言を。
○議長(福谷直美君) はい、許します。
○17番(福井康夫君) 動議です。実は昨日の1番議員と、それから小椋教育長との一般質問がございました。その中で小学校等の統合につきまして、校名に対する質疑、やり取りがありまして、非常に活発で、それはそれで議場での発言はもちろん執行部とやり取りは大いにすべきだと思います。丁々発止やってもらいたいと、それは異論はございません。その中で非常に適切じゃない、不適切なやり取り、それを受けて、我々議員が困るじゃないだろうかというおそれがある発言があるもんですから、あえて議事進行をかけさせてもらいました。
それは、選考過程等のやり取りはいいんですけども、その過程の中で地元から、校名に対する反対、陳情書が議会に提出されていると、こういう発言がございました。そこで、さらに大きく、そういう発言の下でですので、早速日本海新聞も今朝方の報道によりますと、こう書いてありますが、「灘手小校区の住民から小学校名の再考を求める陳情書が市議会に提出されている」、そのことが分かったと。こういうことですよね。
皆さん、手元にありますか、陳情書が。ないんですよ。なぜかというと、恐らくですよ、恐らく、議長のところには地元の陳情書が出されたでしょう、反対の陳情書。出されたかもしれませんが、議長が受理をしている段階で、その手続はその後に直前の
議会運営委員会等で諮って、まずどの委員会に付託するのかしないのか、そして、付託するのであればどの委員会に付託をするのか決められて、そこで初めて本会議にかけられる。そこで議会が初めて受理をしたことになる。陳情書の採択、不採択は置いといてでも出されなくなる。現段階は議長が受理しただけの話で、したがって、我々に配付していない。それと資料もない。この間、次の議運が開かれるのが、会期中には来週の月曜日、12日の予定です。じゃあ今日から12日までこうした新聞記事を見られて、市民の人から、おい福井、どうだいこういうことのやり取り、全く分かりませんが。どなたかが出されたのか、どういう団体が出されたのか、いつ出されたのか、どういう内容なのか、見てない。したがって、結論は発言を撤回するか、それが無理ならば12日の議運等待たずして、今日、次の質疑者も多数控えておられますけれども、今日、明日中にでも、なるだけ早く、そうした議運を経て出すのか、経ずに出せれるのか。法的に資料が出せれるのか、出せれんのか含めて議運に諮って、そして、もし出せれるものなら出すべきじゃないですか。困りますよ、我々は。ということを言いたいんです。
取りあえず動議の趣旨はそういうことでございますので、よろしく。(鳥飼議員「動議賛成」と呼ぶ)
○議長(福谷直美君) それでは、動議に賛成の方がおられますので、動議は成立いたしました。
暫時休憩いたします。
午前10時06分 休憩
午前10時16分 再開
○議長(福谷直美君) 再開いたします。
直ちに
議会運営委員会を開催しますので、委員の皆様は議会会議室にお集まりをお願いいたします。
暫時休憩いたします。
午前10時16分 休憩
午前10時44分 再開
○議長(福谷直美君) 再開いたします。
先ほど
議会運営委員会を開催していただき、福井康夫議員から提出のあった陳情書の写しの配付を求める動議に関し、協議していただきました。その結果、本日皆様に配付することが決定されました。
お手元に配付させていただきましたので、御確認をお願いいたします。
以上報告いたします。
日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。
まず、
会派さきがけの3番山根健資議員に、市政に対する一般質問を許します。
○3番(山根健資君)(登壇)(拍手) おはようございます。
通告に従いまして、9月定例議会、
会派さきがけの
トップバッターとして質問させていただきます。
今から手話を始めます。
会派さきがけの山根健資です。よろしくお願いいたします。
コロナ感染者が広がっています。皆様も気をつけましょう。
それでは、一般質問を始めさせていただきます。手話は終わります。
さて、一般質問に入らせていただく前に、少しだけお話をさせてください。この夏、いろいろとありました。まず、規模は縮小でしたが、雨の中、花火を倉吉の夜空に上げていただき、市長、担当者の皆様、本当にありがとうございました。元気をいただいたように感じました。そしてもう一つ、この夏、
倉吉総合産業高校が
全国高校野球選手権鳥取県大会で決勝まで進出し、甲子園まであと一歩というところまで勝ち上がりました。特に印象深かったのが、左腕の伊藤投手と守備陣の堅い守りでした。夢を見させていただきました。倉吉の高校が甲子園にと期待に胸を躍らせました。総産のメンバーの皆様、そして中部の高校野球選手の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。暑い夏の熱いプレーは我々の脳裏に深く刻まれました。
スポーツ振興は地域社会の絆をつくるきっかけになると信じております。本当にすばらしいプレー、ありがとうございました。
さて、私は、
鳥羽昌明議員を委員長とする
教育福祉常任委員会の副委員長を務めさせていただいております。そこで最近、疑問に思うことがございます。委員会に求められている本質的な役割です。常任委員会は議案や協議すべき事項について議論や理解を深め、そして執行部から報告を受ける場所だと認識しております。我々議員は市民の皆様から様々な希望・要望を聞かせていただき、市政に反映していただくのが責務であります。そして、その疑問とは、市民が関心を寄せる事項が執行部で決定された後、事後報告として、我々議員に、そして常任委員会のメンバーに知らされることがあるということです。例を挙げますと、
史跡大御堂廃寺跡整備事業のスケジュールの変更、
中部水泳大会不参加などです。これらは市民にとっては重大な関心事の一つであります。公になる前に所属委員会で議論や理解を深めることがあってもよかったと思っております。常任委員会について言えば、委員会で審査、協議もしくは報告する内容ではないとの執行部の判断だと思いますが、建設的な場として委員会を活用していただきたい。
教育福祉常任委員会を軽視されている感が否めません。
鳥羽昌明議員、
伊藤正三議員、大津昌克議員、
佐藤博英議員、福井典子議員、そして山根です。それぞれの背景、主義、主張は違いますが、市民福祉の向上に資する思いは一緒のはずです。今後は、我々、常任委員会を積極的に活用していただきたく、そのような姿勢で何とぞよろしくお願い申し上げます。
さて、鳥取県中部での
コロナ陽性者の数は最近3桁の数値をほとんど下回りません。最近は少し減少傾向ですが、飲食店への影響は甚大であると容易に想像できます。広田市長が就任後にすぐにがんばる
事業者福高応援事業を実行してくださいました。ありがとうございます。この第七波で生活困窮に陥ってしまった方々、支援金が尽きてしまった方々、新たに多く発生してしまっています。がんばる
事業者福高応援事業交付金は令和4年1月から9月までの売上減少者が対象の交付金です。新たに交付金制度を設けていただき、切れ目のない支援をぜひお願い申し上げます。
それでは、初めの質問に入らせていただきます。体育施設などの減免措置についてであります。冒頭申し上げましたが、
スポーツ振興は健康増進をはじめ、地域社会の絆をつくるきっかけとなると信じております。
倉吉総合産業高校の今年の夏の記憶も新しいところであります。去年の12月での一般質問で、体育施設の減免の件について質問させていただきました。老朽化が進む関金の野球場を自分たちでメンテナンスをしている利用者への減免のお願いでありました。去る6月には
関金総合運動公園の管理棟に行かせていただきました。そこで発見したのが、
ラグビー協会の利用者の方々に限り、ラグビーの大会で使用する白線の料金1万1,000円については10回分減免措置を受けられているということでした。すばらしい取組だと思います。今後もこのような団体の活動を応援していただきたいと思います。
そこで最初の質問です。体育施設の利用料金などが減免される免除基準が7項目あると思います。その中の最後の7番目の項目で、都度協議をするという内容です。現在、都度協議をされて減免を受けている団体、個人の件数と、その減免理由をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
○教育長(小椋博幸君)(登壇) おはようございます。
山根議員の御質問にお答えいたします。最初に、
教育福祉常任委員会をもっと活用してくださいということがございました。決して、常任委員会を軽視しているということは思っておりませんので、事案によっては報告、御相談を引き続きさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
質問ですが、体育施設の利用に係る減額、あるいは免除についてのお尋ねでございます。まず、体育施設の利用料金の減額、あるいは免除対象というのは、御説明のあったとおり、7項目ありますので、それを最初にちょっと確認させていただきたいと思います。1つは、倉吉市、倉吉市教育委員会または
指定管理者主催・共催するもの。2つ目が学校教育の一環として実施される県内児童生徒の大会等。3つ目が
市内中学校部活動。4つ目に学校週5日制に伴う県内の児童生徒に係る部活動、親子・地域活動等。5番目に
身体障害者手帳、療育手帳、
精神障害者保健福祉手帳、特定医療費、医療受給者証、または
障害福祉サービス受給者証の交付を受けた方及びその介護者。6つ目が鳥取県
高等学校体育連盟の主催する体育大会。7番目に、議員のおっしゃっておられます、6番目までの以外で減免申請のあった場合は、その都度協議するというものでございます。
このうち、7番目の項目の減免申請のあった場合は、その都度協議するという規定に基づいて協議を行い、令和3年度から施設利用料を減額、または免除を適用している団体は3団体あります。1つは早朝テニスの利用に関する
倉吉打吹ソフトテニスクラブです。もう一つは、倉吉早朝テニスクラブ、テニスの団体が2つということでございます。3つ目は、
関金ラグビー場のライン敷設に関する鳥取県
ラグビーフットボール協会の計3団体ということでございます。
3団体ともに、料金は全額免除ということではありませんで、早朝テニスについては、1人当たりの利用料を2分の1に減額しています。
関金ラグビー場のライン敷設料については、利用調整会で確認する公式大会で報告を受けた大会のうち10回以内を免除対象とし、その他大会等で敷設する場合は料金を頂いております。今年度は、
新型コロナウイルス感染拡大の影響によって大会等が開催できない現状があるために、令和4年度の利用調整において指定管理者が確認した5大会11試合のうち3大会7試合が免除されています。市営庭球場ですけれども、庭球場は令和2年度から3年度に実施した改修によって土のコートから人工芝コートに整備しています。人工芝コートは土のコートと比較して維持管理費が増加するために、競技団体と協議し利用料金も改定を行っています。しかし、運用を開始されましたら早朝利用されているテニスクラブから、参加者は70歳以上の高齢者が主体であって、年金から活動費を徴収されているということから、改定後の料金では個々の会員の負担が大きく、活動を制限せざるを得ない状況になったということがありました。このため、社会教育課及び指定管理者に、全ての料金を免除するのではなく、活動が維持できる以前の料金程度に減額することができないかと相談を受けたものでございます。
ラグビー協会も
県立美術館建設に伴うラグビー場の移転により、従来の和芝からスポーツ芝への変更等機能向上しているために、利用料金だけでなく、利用方法等についても競技団体と協議をして改正しています。
ラインの敷設方法についても、従来の石灰ということであれば、石灰がグラウンドに堆積し、ライン部分が盛り上がる状況となるため、グラウンドや芝への影響が少ないペイント式ということに変更しております。このペイントの料金ですけれども、競技団体の了解を得て、1回1万1,000円の料金を設定したものです。スポーツ芝は和芝と違い、春から秋には週1回の芝刈りを行わなければならないということがあり、毎週末に連続して使用する際に規定料金を払ってペイントしても、芝刈りによりラインが消えてしまうという、こういう現状が判明したということでございます。このため施設利用に関する協議の中で、利用料とペイント代全てを毎回競技団体が負担することは、年間数十試合運営する競技団体の負担が大き過ぎるということで相談があり、市、指定管理者及び競技団体の三者で協議したものでございます。
以上のような理由で、指定管理者から減額の方向性が示され、市として承認しているという現状でございます。
○3番(山根健資君) 質問に戻る前に、少しちょっと訂正させていただきたいことがあります。
佐藤博英議員の名前を言い間違えていたようでして、伊藤博英議員と申し上げてしまったようです。
伊藤正三議員の後に
佐藤博英議員ということだったので、「い」と「さ」がちょっと、大変申し訳ございませんでした。訂正しておわびを申し上げます。
○議長(福谷直美君) 山根議員から発言の訂正の申出がありましたので、議長において許可することに、会議録については、後刻調査の上、措置いたします。
○3番(山根健資君) ありがとうございます。
質問に戻らせていただきます。教育長、御答弁ありがとうございました。
それぞれ各団体を運営されている方々は、コロナ禍の影響もあり、大変な思いで取り組まれております。先ほど各団体の減免理由をお伺いいたしましたが、昨年の12月での一般質問で取り上げさせていただいた関金の野球場の件との違いがよく分かりません。関金の野球場の利用者は、自ら壊れている箇所を修理して使用している。去年の11月頃に
ラグビー協会の減免措置が実行されております。
ラグビー協会さんが使用する芝生に白線を引く作業は、指定管理者の皆さんが行っておられます。自らメンテナンスを行っているのに減免がない、片や白線を指定管理者の方々に引いていただいて減免がある。私の一般質問は去年の12月でございます。そのときに、こういった
ラグビー協会さんのケースもあると教えていただければ、お互いに建設的な意見交換ができたと思っております。
それで質問です。都度協議での減免措置が適用されるには、どのようなプロセスを踏んでいけばよろしいでしょうか。または申請窓口や申請書などはございますでしょうか。お伺いいたします。
○教育長(小椋博幸君) 減免措置の手続についての御質問でございます。
最初に、関金野球場を利用しておられる方からの相談の件ですけれども、直接私は聞いておりませんので、ひょっとしたら担当課が聞いておるかもしれませんが、後日確認したいと思います。
それで、減免の手続のことですけれども、通常の減額、あるいは免除であれば、
倉吉スポーツセンターの窓口において、利用申請と併せ減免申請に記入、提出いただければ適用ができます。これは1から6までの場合のことでございます。基準の7に基づく減免であれば、
倉吉スポーツセンター、または社会教育課に御相談いただいて、倉吉市体育施設の設置及び管理に関する条例及び
指定管理協定書の規定に基づき、受益者負担の原則並びに減免することで不足することが見込まれる指定管理料の補填等、指定管理者の収支状況を踏まえた上で協議を行うことになります。その結果、減免が必要との判断となれば、指定管理者が基準を設定し、市に対して承認申請を提出、それを市が承認すれば減免として適用されるということになります。
○3番(山根健資君) 御答弁ありがとうございます。
都度協議するという項目ですが、ぜひ減免に当たっては、都度協議していただきたい。教育長、関金の利用者の方とまだ会われていないということですけども、もしそのような団体の方が来られたら、1から6の項目に該当しなくても都度協議ということで、協議に応じていただけるかどうかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○教育長(小椋博幸君) もちろん御相談があれば、協議には当然応じていくということになりますので、指定管理者も含めて御相談いただきたいと思います。
○3番(山根健資君) 御答弁ありがとうございます。
スポーツ振興は地域の絆づくり、健康促進のために非常に大切なものです。都度協議での減免措置に不公平が生じてはなりません。誰がどの角度から見ても公平性を保たなければなりません。先ほど説明させていただいたケース、
ラグビー協会と関金の
野球場利用者において、強烈に不公平感や違和感があります。ぜひ協議に応じていただき、違和感を解消していただきたいと思います。
続いて、次の質問に入らせていただきます。
私は、米国から約20年前に帰国しました。私は米国でパソコン関連の勉強をしてきました。帰国後に感じたことがあります。それは日本のIT教育の大幅な遅れです。日本は先進国、技術大国だと信じて疑いませんでした。IT教育やICT化が進まない世の中にあっては革新的な技術や効率的な情報伝達などが進まず、国際競争にさらされている現在の日本では致命的な結果を招いていると思います。我々議員もやっとタブレットの運営が始まったところです。20年は遅れていると思っています。
夏休みに入り、鈴鹿市から親戚の子どもたちと会う機会がありました。そのときに子どもたちの夏休みの宿題の事情を聴かせていただきました。鈴鹿市の小学校では、日常的な宿題から夏休みの宿題までタブレットで行われているとのことでした。そのタブレットを家に持って帰っているとのことでした。
インターネット環境の整っていない家庭にはルーターを貸与して対応していると聞きました。私の息子2人は成徳小学校に通っていますが、タブレットを学校から持って帰ってきたのを見たことがありません。倉吉市の小学校には、タブレットが1人1台ある現状です。娘は湯梨浜学園に通っていますが、彼女はタブレットを持って帰って学習に取り組んでいます。タブレットを家に持って帰って学習できるのは様々な恩恵があると思います。さらには、コロナ禍にあっては、学校に行かなくても家で授業を受けることも勉強することも可能になります。最大限に活用しないともったいない話です。
タブレット活用について、6日に竺原議員が既に質問されたような質問になるので、少し角度を変えて質問させていただきます。市長は、この
新型コロナウイルスに感染され、自宅で療養されながらお仕事をされていたと、丸田議員の質問の中で答弁されました。具体的にどのように御自宅でお仕事をされていたのでしょうか。お伺いいたします。
○市長(広田一恭君) 突然のお伺いでございまして、どのようにと言われても、特別な状況ではございませんが、市で出張用とかに持ち運べるパソコンを、もう既に市長用ということで準備していただいていましたので、それを自宅に持ってきてもらって、それで、こちら市役所とオンラインでつないで、決裁内容とかそういったものが全てパソコンで見れるようになっていますので、それに応じて執務室で事務を行うのと同様に決裁をしたり、あるいはせんだってお答えしたように、企画審議会があるときにはウェブでその会議に参加したり、そういうことができる体制が整っておりましたので、それを活用させていただいたということでございます。
実際には、県外とかの出張時に決裁ができたりという対応だったのかもしれませんが、そういった体制が整っておったということで、この
新型コロナウイルスに感染してしまって、非常に迷惑をかけたわけですけど、そういった体制が整っていたということで、業務には支障が出ることなく業務ができたということでございます。
○3番(山根健資君) 御答弁ありがとうございます。
それは大変でした。コロナ禍でのオンラインでの市長としてのお仕事がある程度遂行できたわけですね。すばらしいことだと思います。これは子どもたちも一緒だと思います。コロナ禍にあってはオンラインで授業を受けたり、連絡、報告、事後学習、何もかも飛躍的に便利で効率的になるのは想像できます。夏休みも終わり、本格的に授業が再開されている中、
新型コロナウイルスのクラスターが発生するのは不思議なことではありません。9月6日に教育長は、タブレットを持ち帰ることが目的ではないという発言をされました。物すごく共感いたします。持って帰って活用しないと意味がないのです。現代社会においては、そのような生き方、このようなライフスタイルとなっております。
竺原議員も同じような質問をされましたが、改めて御質問させていただきます。タブレットを家庭に持ち帰り、オンラインで使えない現状があると思います。なぜタブレットを家に持って帰っての活用が進まないのか。理由があるのであればお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○教育長(小椋博幸君) タブレットの持ち帰りについては、おっしゃいましたように、竺原議員の御質問にもお答えしましたが、なるべく早く、気持ち的には今学期中にはできるようにしたいと思っているんですけれども、準備がありますので、今年度中のうちには持って帰れるような方向にしていきたいと思います。
慎重になっておりましたのは、一つは、家に持ち帰ることでどういうトラブルといいますか、困り感があるかということがありました。そのことがありましたので、昨年度はタブレットが入ったばかりの年でしたので、夏休みに2つの小学校で、高学年限定ですけれども持ち帰り、夏休みの自由研究をタブレットでまとめるということを行いました。今年度も別の小学校2校で夏休みに持ち帰るということを行いました。その結果、議員もおっしゃっていただきましたが、何のために持って帰るかという目的がやっぱりはっきりしていれば、そんなに大きな問題は起こらないだろうというところまでが見込めるようになりましたので、できるだけ早く持ち帰るようにしていきたいと。ただ、やはり保護者の皆さんの気持ちの中には、特に低学年の子どもさんの御家庭では、自分がいないときに子どもがタブレットを持っているときに、どう使っているかということに心配があるという声はお聞きしております。
○3番(山根健資君) 確かにタブレットをおうちに持って帰ると、いろいろな心配事項があると思いますが、もはやそれで足踏みをしている場合ではない、そのような時代背景になっております。保護者の方もタブレットを持って帰るとゲームをしたり、動画を見たりと、勉強以外のものに使うということで考えられていると思いますが、子どもの飽くなき好奇心を止めることはできません。そういったことも想定を入れながら、保護者の皆様にも理解を求めます。
続けて質問ですが、倉吉市の小学生、中学生家庭のWi−Fi環境、
インターネット環境が整っている家庭の割合は御承知されておられますでしょうか。お伺いいたします。
○教育長(小椋博幸君) 家庭にWi−Fi環境が整っているという割合ということでございます。最新のデータは持ち合わせておりませんが、以前確認した段階では9割ぐらいの御家庭はWi−Fiの環境があると今は思っています。先ほど申し上げた今年度中の持ち帰りについて、再度学校を通じて、どれぐらいの家庭にWi−Fiの環境が必要なのかということは確かめたいと思っております。
○3番(山根健資君) ありがとうございます。
私もその件で、昨日ちょっと調べさせていただきました。株式会社WACARU NETでのネット環境の実態調査では、自宅にネット環境、Wi−Fi環境がない割合は6.6%ということでした。反対に93.4%の自宅にはもうネット環境が整っている。さっき、小椋教育長が言われましたけども、倉吉市で9割ということです。これほとんどの家庭でWi−Fi環境が整っているということです。
昨日、藤井議員への答弁で、令和4年度の小学生の数は2,291人、中学生の数は1,152人という数字だったように記憶しております。合計すると3,443人です。単純にはいきませんが、先ほどの6.6%、要するにWi−Fi環境がないパーセンテージを掛けると227.238、繰り上げて228人に
インターネット環境がないことになります。一般的なルーターの価格が3,000円から5,000円です。例えばルーター1台が5,000円だとしましょう。228人掛ける5,000円で114万円になります。かなりの概算ではありますが、この導入コストをかけると、皆がオンラインで学習ができる環境が整うのです。日本国憲法第26条では、全ての国民は法律の定めるところにより、その能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有するとされています。教育を子どもたちに受けさせるのは行政の責務です。これはどのような状態であっても、たとえ感染症で学校が休校、学級閉鎖になったとしてもそういうものだと解釈しております。
それで質問を申し上げます。県内での公立小学校、中学校での自宅での
タブレット活用、タブレットを家庭に持って帰って使える環境を整えている市町村はございますか。タブレットを持って帰って、
インターネット環境で既に使われているほかの市町村というのは県内でございますでしょうか。お伺いいたします。
○教育長(小椋博幸君) 全てを把握しているわけではありませんが、ある町では全ての家庭にWi−Fi環境を整えるということはされているというところが幾つかあることは確認しております。
○3番(山根健資君) まだ倉吉市も今から始めれば、県内では早いほうの環境整備ということになると信じております。
市長に伺います。市長が
新型コロナウイルスの療養中に経験されたときと同じように、倉吉市の全ての子どもたちもタブレットを家に持ち帰り、
インターネット環境が整った上で学習ができるようになるのはすばらしいことだと思いませんか。お伺いいたします。
○市長(広田一恭君) いろいろ急に飛んでくるもんですから、気をつけておらんといけませんね。
やはり今の時代でございますので、当然私の家もそういうWi−Fi環境があったんで、そのパソコンをすぐ使えるということでございますので、今の時代に合った取組かなと思います。ただ、これまで教育委員会が、あと228人の児童の皆さんのことを思い、保護者の方とか関係者の皆さんと今調整していただいておると思いますので、そういった状況も踏まえながら、議員おっしゃったように、早期にそういったタブレットが全部の小学生が使えるような体制を整えることができればと思います。
○3番(山根健資君) ありがとうございます。前向きな答弁いただきました。
倉吉市の子どもたちにもっとタブレットを活用してもらうためには、Wi−Fi環境を整えなければなりません。先ほど申し上げましたが、Wi−Fi環境を整えるには、かなりの概算ではございますが114万円となりました。もっともっと大きな数字になるかもしれませんけども、倉吉市の予算規模からすると、そんな大きな金額ではないように思います。一旦購入したWi−Fiルーターは貸し出しして使えばよろしいので、使い回しもできると思います。
最後にちょっと、市長、もう一度御確認させていただきたい。子どもたちへのルーター環境整備に予算を分けていただくことは可能でしょうか。検討の余地はございますでしょうか。もし難しいとなれば、クラウドファンディングなどを活用して前向きに御検討いただきますでしょうか。御答弁よろしくお願いいたします。
○市長(広田一恭君) さき方、御答弁申し上げたとおりで、今の調整状況とかをよく教育委員会と確認して、そういった対応がどんなふうに取れるかということを検討してまいりたいと思います。
○3番(山根健資君) 力強い前向きな発言ありがとうございます。これは後に、広田Wi−Fiシステムと語り継がれる
インターネット環境になるかもしれません。
倉吉市の全小・中学校がタブレットを家に持って帰って、学習や勉強ができる日を一日も早く実現させていただきたいと強く考えています。日本のIT教育の振興、コロナ禍での学習、そして、教員の皆様の業務効率に大きく寄与するはずです。何とぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、中部小学校水泳大会不参加についてお尋ねします。
藤井議員も違った角度で、昨日この問題を取り上げられておられました。この不参加とのお話を聞いたとき、本当に落胆いたしました。残念です。そして、議会にも、
教育福祉常任委員会でも報告すらありませんでした。それも併せて残念です。委員会や議会の軽視です。竺原議員は水泳の先生で尽力されておられますが、この件でも残念な気持ちを共有しております。さらには、8月29日付で保護者に配られたお知らせには、中部小学校陸上大会の中止でした。ことごとく子どもたちの夢や活躍の場が破壊されました。活躍の場を失った子どもたちは将来倉吉市に帰ってこようと思うのでしょうか。
まず、この件で伺いたいのは、その歴史についてです。中部小学校水泳大会と中部小学校陸上大会は、いつ頃から始まり、何年続いていたかをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○教育長(小椋博幸君) 中部小学校水泳大会、中部小学校陸上大会の歴史についてのお尋ねでございます。
令和4年度で46年を迎えると聞いております。これは小学校体育連盟が主催されている大会ですので、詳しい資料が残っていないということのようですが、関係者に確認しましたところ、昭和60年開催のわかとり国体に向けて小学校体育連盟が昭和52年に発足された。競技力・競技者の育成、体力の向上と適切な体育活動の推進を目指して始まったのではないかとお聞きしております。
○3番(山根健資君) 御答弁ありがとうございます。
46年、かなり長い歴史がある大会ということです。ここでまた市長と教育長にお伺いしますが、市長も教育長も水泳大会や陸上大会に出場された経験があると思いますが、そのときの何か思い出があれば教えていただきたいと思います。
○市長(広田一恭君) 突然の質問ですので、すみません。陸上競技大会と水泳大会の参加の感想とかということですが、私はあんまり足が速くなかったもんですから、陸上大会の選手というのでは出たことはないです。大体リレーや何かのメンバーに選ばれることもなかったもんですから、陸上の大会はあんまりいい思い出がございませんが、ただ、水泳のほうは、これはちょっと自慢するわけでもないですけど、結構泳げたもんですから、いい記録も出したりして、何で水泳大会には保護者が見に来んのかなとか、運動会は保護者が見に来るじゃないですか。水泳大会も校内大会であろうが、そういう中部の水泳大会であろうが、保護者とかが見に来てくれればめったにない晴れ姿を親にも見せれたなというのを、今思い出すようなことでございます。以上です。
○教育長(小椋博幸君) 私も陸上や水泳、あんまり得意ではなかったんですけれども、選手として大会に出たという記憶は多分ないんではないかと思います。ただ、水泳については、私は明倫小学校、円形校舎のときの子どもですんで、明倫小学校のプールで長い距離を泳ぐことに挑戦してみようというような、当時の先生に御指導を受けて、結構な距離が泳げたことは記憶にございます。その程度でございます。
陸上については、小学校のときは、先ほど申し上げたように、もうほとんど覚えておりませんが、中学生になったときに駅伝部に入れと言われて、かなりハードな練習に耐えて県大会まで出た記憶がございます。
○3番(山根健資君) お二人の経験の話されるときの表情を見られると、非常ににこやかで、そのときの状況が浮かんでくる感じがします。そういった経験をやはり子どもたちもずっと積ませてあげたい、こういった思いです。
日本海新聞のインターネット記事によると、「
新型コロナウイルスの影響で、7月下旬に3年ぶりに開催される中部小学校水泳大会に倉吉市の小学校が不参加を決めたことが分かった。背景には教員の働き方改革があり、多くの時間を取られる大会練習が教員の労働環境の改善を図る上で長年の懸案だった。大会を楽しみにしていた市内の児童や保護者は落胆するが、市教委の小椋博幸教育長は、授業の準備など本来の仕事に時間を充てたい。子どもの成長を肌で感じることが教員のモチベーションになると理解を求めている」とありました。昨日の小椋教育長の発言と、この記事の発言内容を私なりに解釈してみました。授業の準備など本来の仕事に時間を充てたいの解釈は、私は授業の準備など学習要領にない背泳ぎやバタフライを教える時間は惜しい、それを教える時間はないと受け止めております。
ここには市内の小学生から頂いた手紙があります。全文ではないですが、朗読させていただきます。現在、私は6年生です。去年、5年生になったとき、中部水泳を楽しみにしていました。だけど、それは記録会になってしまい、とても残念な思いをしました。そのとき、よし、小学校最後の来年頑張ろう、来年に向けて練習しようと思い頑張ってきました。そして、6年生になり4月に中部水泳が開催されると聞き、とてもうれしく思いました。私が好きな平泳ぎで勝負しようと思ってたくさん練習してきました。あと少しで中部水泳だと楽しみに思っていた頃、中止になったという知らせが来ました。最初は衝撃で信じられなかったです。ショックとともにまたかと、いつになったら開催するのだろうと思いました。私には3歳上の姉がいるのですが、姉が高学年のとき、毎日中部水泳の練習をして帰ってきました。真っ黒になってへとへとでしたが、とても充実しているようで、妹の私にはきらきらして見えました。そのときからいつか私も頑張って、姉のようになりたいと思ってきたのですが、その夢もかなわないまま卒業します。4年生から
新型コロナウイルスのせいで学校のいろいろな行事がなくなってしまいました。私たち小学生にとって同じ学年は二度と来ません。一つ一つの経験がとても大事で一生の財産です。どうか私たちの貴重な経験を奪わないでください。私たちにたくさんの経験をさせてください。そして、成長させてください。お願いします。
このようなお手紙を頂いております。とてもタッチングなストーリーですけども、質問させていただきます。中部小学校水泳大会不参加との決断に至った経緯や背景を時系列で詳しく教えてください。この不参加決定に際して、教育委員会宛てに電話、メール、ファクスなど、いろいろな意見をいただいていると思いますが、その内容と件数も併せて教えてください。よろしくお願いいたします。
○教育長(小椋博幸君) 中部小学校水泳大会に参加しないことに至った経緯ということでございます。
最初に、今御紹介いただいた6年生のお手紙については、書かれた御本人の気持ちは本当によく分かります。ただ、決して言い訳をするわけではありませんけれども、中部小学校水泳大会だけが活躍の場と捉えておりませんので、その他の大会も開催されているということは分かってほしいなということを思います。
それでは、御質問にお答えいたします。平成30年度から倉吉市安全衛生推進協議会において、時間外勤務の現状を踏まえ、課題となっている点とその対策について協議を続けてきたというところがスタートでございます。教職員の働き方改革ということが言われ始めたときに、早く帰ってくださいということだけでは、この改革は間違いなく進みません。つまり学校が今担っている、行っていることを、どこを削っても問題がないのか。議員が心配されているように子どもたちの成長をそぐような、そういう削り方というのは当然いけないと思っています。そういうことがあって、学校で行うべきことをやっぱり減らさないと働き方改革にはつながらないというところから、この会議は進んできています。
例えば最初の年ですけれども、業務や行事等における問題について話合いを行って、仕分を行いました。多忙化への影響が大きく、見直せる余地がある内容について、その中の一つとして、中部小学校陸上大会や中部小学校水泳大会ということも上がってきました。平成30年のときには、この大会に向けての練習がかなり過度だという実態が分かりましたので、練習時間ということについては少なくとも勤務時間のうちに終わろうという方向を示したことを覚えています。
○10番(佐藤博英君) 10番。どなたか、田村さんの質問だったか、こういう低所得者の方々、なかなか言い出せないんですよ、いや、本当に。でね、生活保護世帯は、初めて生活保護を受ければ設置できるようにはなってます。だけど、その後、故障したり壊れたら、もうないんですよ、ないんです。でね、私も人から聞いて訪ねていったところも、エアコンあったんですよ。その人は生活保護を受けてませんでしたけど、壊れたまんまです、投げたまんまです。何とかしましょうかといって、私から聞いたんですよ。だけど、これはいいと、そういう状況があるんです。
でね、貸付制度、確かに民生資金、生活福祉資金ありますけども、これも返さなきゃならない。生活保護係に本当にお世話になって、この間は1件、7万円ですけども、民生資金を借りて、1年で返さないけんところを、20回払いにしてくれたんです。本当にありがたかったです。そうすると3,000円以下で、生活保護費からも何とか出せるからって私言われて、そういう措置を取ってもらった。本当にありがたかったです。ただ、制度として、こういうのがきちんとされてないと、本当に苦しむ人たちがたくさんいる。その方にも聞いたんですが、周りにそういう人いないかえって言ったら、壊れたまんまにしてある家庭はいっぱいあるそうです。だから、生活保護者はもちろんですけど、低所得者も含めて、市の補助制度をつくっていただきたい。
境港市が持っているんですよ。住民税非課税世帯、上限5万円、これ助成です。何ぼ安くても6万円、7万円しますから、あとは民生資金借りるのか、生活福祉資金借りるのかしかないのかもしれませんけど、この暑さですから、全国的にも最近たくさん出てきているんです。みんな65歳以上で上限4万円だとか5万円、名古屋市は上限7万1,000円なんていうのもあります。貸付制度もいいですけども、やっぱりこういう助成制度を、そんなにたくさんあるわけではないと思いますけども、ぜひつくっていただきたいと、どうでしょうか。
○市長(広田一恭君) さき方、御紹介があったように、境港市では一応対応されたということですので、そういった経緯等についても少し情報を取って、また考えてもみたいと思います。
○10番(佐藤博英君) それで、これも別な人ですけど、エアコン使うと電気代かかるんですよね。これも嫌がる家庭があります。冬の場合は、これまで冬季加算というのがあって、灯油代で5,000円出したり、あるいは今回の
新型コロナウイルス関係でもありましたよね。これ、夏季加算というのをつくっているところもあるんですよ、夏の暑い時期、5,000円を出すというところも。それは調べてください。
そういう加算措置を取るということと、それから、中部消防局へちょっと行ってきました。救急搬送、2020年、これ、熱中症ですよ、中部で91件、倉吉市で48件、それから、2021年、中部で77件、倉吉市で32件、2022年は、もう118件、まだ8月時点までしか分からないので分かりませんけど、恐らく倉吉市は50件を超える、これは年々多くなってきている。もうちょっと調べたかったんですけどね、屋内だったのか屋外だったのか、年齢はどうだったのかというのも調べる時間なかったんで残念ですけど。それだけ救急搬送が増えてるという中で、やっぱり考えていただきたいと思います。
それから、2つ目です。障がい者の作業所の問題です。これも私、過去に1回質問したことあるんですよ。いわゆる小規模作業所への支援です。今の市の発注状況、いわゆる仕事の発注状況とか、あるいはそこに通っている障がい者の交通費なんかどうなっているのか伺います。
○市長(広田一恭君) 倉吉市の優先調達状況並びに作業所を利用しておられる障がい者の交通費等についての御質問でございました。
優先調達の実績につきましては、過去3年でいきますと、令和元年度が154万2,000円、令和2年度が203万5,000円、令和3年度は188万8,000円。以前にも御質問があったときと同様なのかもしれませんが、作業所で作られる製品、あるいは作業内容もある程度固定化してきているということと併せまして、市で調達できるもんもある程度限定されているということもありまして、若干、年度ごとに増減は見られる状況でございます。
今年度の優先調達の目標額を227万2,000円ということで、過去3年からすれば、若干増やしているところでございますので、目標額を達成するよう、引き続き努力してまいりたいと思います。
また、作業所を利用されます障がい者の交通費についてでございます。交通費の支給について、直接支給するより、通所される方の収入自体を増やそうということで、作業の発注ですとか、製品の購買の推進を図るための啓発等を行っていると。さき方の優先調達のところでございますので、そちらで協力を実施しようということに努めているところでございます。
○10番(佐藤博英君) すごく私、腹が立つんです。その200万円いくかいかんかの仕事ですよ。あのね、県平均で、1人平均の収入、1万9,000円ですよ、B型。月ですよ、月、これ……。それで、わし、ある作業所の方に頼んで、一人一人どういう状況なのかというのを書いてもらいました。あのね、国府の人です、Oさん、50歳代、工賃1万1,900円、交通費1万2,800円、もうここで赤字でしょう。下米積、60代の方、1万6,800円の工賃、バス代1万7,600円、これも赤字ですよ。交通費だけ取って……。宮川町から来てる方、この人、1万4,400円、交通費3,400円、プラス2,600円、この程度ですよ。こういう人たちをほっといていいんですかという話です。
あのね、それで、中部を調べてみましたけども、湯梨浜町は交通費の2分の1、バス代に換算してですけど、何を使おうが、バス代に換算して2分の1、三朝町も2分の1、琴浦町も2分の1、やってないのは、倉吉市と北栄町です。ほかの、東部は同じような形で、ほとんど全部やってます。1市4町、1市4町言っといて、こんな障がい者に対する、やっぱり言ってみれば、差別ですよ。湯梨浜町に住めば半分もらえるのに、ここ、上米積やどっからでも全額、仕事は増えてない、ほとんど増えてない。その辺、改善するお気持ちはないでしょうか。
○市長(広田一恭君) 1市4町のうち倉吉市と北栄町が、ここ中部地域ではしてないということでございますので、あと3町のその経緯なりもよくお聞きしてみたいと思いますので、またちょっと検討してみます。
○10番(佐藤博英君) ぜひ、これは取り組んでほしいと思います。
それから、通告はないんですが、昼食も出るというか、昔は、5年ほど前までは、給食費、昼飯ですわ、これ、国からの支援があったんだけど、それがなくなっちゃったんですよね。今は250円、ある作業所ですけども、250円払ってるそうです。20日間行けば、5,000円です。これも結局は燃油代、材料代からみんな高騰してる中で、どこがかぶるかというと、事業所がかぶるんですよ。250円からは上げないんです。だから、ああいう福祉関係の方々が平井知事に申し入れしたのは、そういうことなんです。そういう事業所は、中部の場合、倉吉市にほとんどあるんですよ、10か所あるんですから。そういう事業所を絶対に潰しちゃならんと思うんです。それも併せて考えていただければと思います。もちろん、何というんですかね、障がい者年金とかもらってますけども、ほとんど家に入れて、自分で自由に使えるわけじゃない。それぐらいのもんですから、ぜひ考えていただきたいと思います。
それから、次、除雪、これはもう鳥羽議員が質問したことであれですけども、私が言いたいのは、何遍も行きましたから建設課はよう知っとると思いますけども、市営住宅とか、いわゆる公営住宅の中です。除雪、これは、例えば相談に行ったのは上余戸住宅です。一番奥まで行くと、入り口から200メートル近くあるんですよ。家のドアから道までとか車まで、かくのはできますよ。だけど、大雪降ったら、市道まで出るのは本当に無理です。だから、そこは自治会で金集めてますから、人を頼んで、除雪車頼んで、かいたら、フェンス壊しちゃって、それまで弁償しろと言われて、もう何ていうか、踏んだり蹴ったりというか、その辺でそういう住宅の中を全部除雪しろとは言いませんけど、やっぱり何かしらの手だて取れんのかなと思うんですけど、いかがですか。
○市長(広田一恭君) なかなか厳しい質問が続いておってしんどいわけですが。公営住宅の除雪対策でございますが、今、議員おっしゃったように、そこの住宅内で、一応は積立てなりしていただいて対応していただく。また、何ぼか小型除雪機が使える方とかがおられれば、そういった運転の仕方なり、御指導もさせていただきながら、やっぱりその地域というか、地区でお願いしたいなということになるかと思います。
○10番(佐藤博英君) 例えば補助率2分の1で20万円という制度をつくったと。だけど、あそこ、どこもそうですけど、全体で自治公民館つくってるわけじゃないんです。棟ごとであったり、そういう軒数ですから、20万円出せというのは大変だと思いますよ。しかも裕福な方々じゃないです。こういう言い方するとすごい失礼ですけど、実際にそうなんですから。体の悪い人もいる、障がい者もいる、高齢者がほとんど。
一つお願いしたいのは、やっぱり小型の除雪車を貸すにしても、それを運転することもなかなか難しい。軽トラは貸してくれるけど、取りに行って、戻って、また戻すということまで難しい。中にはいるかもしれませんよ。だけど、普通のうちらみたいな自治公と違って、それだけの団結力があるかというと、そうでもないんです、ああいうところは。
それで、やっぱり雪の季節になる前に、そういう自治公民館なんかには、いわゆる市営住宅なんかにはやっぱり相談というか、こういうのを使えますよという、あるいは今年、そういう計画を立ててみられたらどうですか、困ってるのは分かっているわけですから。あるいは運転指導をしたり、いわゆる大型に乗るわけじゃないですから、そういう指導もしたり、地域任せにせずに、やっぱり当たってほしいなと思います。これはお願いです。ぜひ説明会など開いて、今冬はこういうことができますよと、どうしても駄目だったらお手伝いしますよとか、そういう中身をやっぱり話していただければと。ほっとくんじゃ、やっぱりいけませんよね、そう思います。それはまた。
それから、今度はコロナ対策ですけど、これは、今、新しいワクチンが出てきたり、10月からはまた始まるし、集団
接種というのも、これまでやってきましたけど、なかなか大変だと思います。お医者さんや看護師さんも休日出勤もあったり、大変な思いをしながらやっているわけなんで、ぜひ市の職員も含めて、
新型コロナウイルスワクチン
接種対策室というのありますよね、そういう方々の負担も考えながら、人員の補充というか、十分に取っていただきたいと思うんです。
これまでいろいろあったでしょうけども、いろんな事故も発生してます。集団
接種で量を間違えたり、そういう事故もあります。そういう事故のないようにぜひしていただきたいんですが、これまでそういう事故があったのかどうか、あるいは今後、そういう負担をかけないことについてはどう考えておられるか伺います。
○市長(広田一恭君) コロナワクチンでの間違い
接種といいますか、そういうことについての御質問だったかと思います。
いろいろニュースとかでもよく報道もされますが、これまでに、本市においてもやっぱりその間違い
接種が発生しているところでございます。この間違い
接種が起こりますと、国に報告することになっておりまして、この制度に基づいての報告は、これまで23件あったところでございます。その多くは、初回
接種や追加
接種などで、定められた間隔より短い期間で
接種してしまう。1回目と2回目は21日間ですよとか、3週間ですよとか、4週間ですよというのを、それを間違えて、その以内で打ってしまったということが多かったようでございます。
こういった事例が発生しないように、市としましても、
接種券の発行をいろいろ
接種期間が違う方も一斉に発送してしまうんではなくて、
接種可能となる、その時期に合わせて小まめに行ったりして、また、逆に言えば、医療機関も異なるワクチンを扱う際、日にちを分けたり、今日はモデルナですよとか、いろいろその種類に応じて、また、あるいは1日でも午前と午後に分けたりして、同時に複数のワクチンを取り扱うことを極力避けるような取組もなされているところでございます。私どもも引き続きそういった間違い
接種が起こらないように、そういった通知なり助言なりもしつつ、また、医療機関にも注意喚起を促してまいりたいと思います。
それから、もう1件、市の職員の負担についてでございますが、本市では、昨年の6月から集団
接種を開始して、本年の8月末までに、延べ42回、実施をしてまいりました。集団
接種では、中部医師会から派遣いただいている医師や看護師さんに協力いただいて、本市の職員も携わって実施しているということでございます。集団
接種が休日勤務になるところから、当初から、職員の負担軽減を図るようには取り組んできたところで、具体的には、従事する期間を2か月ごとに区切って、期間ごとに異なる職員で対応する、1つの期間に複数のグループを設けて、3週置き、あるいは隔週置きの勤務となるよう調整するなどして、多くの職員が関わり、負担を分担すると、分け合うというか、そういった対応を取ってきたところでございます。
また、午前、午後実施する場合におきましても、4時間を超える勤務となった場合には、もう代休扱いということにしておりますし、今後も引き続き、そういった負担を分散しつつ、必要な業務ですので、しっかりそういった対応もしていきたいと思っております。
それから、感染者が発生した際の対応業務も結構、これがまた大変でございまして、職員が陽性と判明した場合の対応業務については、当然ながら、接触者の特定及び検査の実施、執務室だとか、関わった場所とかの消毒、最終的にはホームページでの実態の公表まで、そういった事務が発生します。小学校だとか公立保育所、また、公立児童館等の公的施設での関係者の陽性が判明した際にも、これらの今申し上げました業務に加えまして、保健所より依頼を受けて、PCR検査の関係業務が加わりますので、また、非常に大変なところを実施しているところでございます。職員の応援範囲も広げて、一部の職員に集中するようなことがないように、こちらも体制を整えているところでございます。
また、これだけ県下で非常にたくさん発生しております。中部でも本日も3桁の感染者も出たところでございますので、保健所の応援業務としても、4町と協力して、保健師がそういった保健所の業務、これは17時から20時までですけど、夜の健康サポート業務も行っているところでございまして、お互い、そういった面では助け合いながら実施しているというところでございます。
○10番(佐藤博英君) ありがとうございます。どっちにしても、人手が足りないということがやっぱり一番大変な事態になりますんで、今、結局は正規職員というのが減って、どこの職場も大変、全体から見るといわゆる非正規のほうが今多いわけですから。やっぱりそういう人たちに大きな負担がかからないように、ぜひ取り組んでいただきたい。
それから、この
新型コロナウイルスでは、国が住居確保給付金という制度をつくりました。これも随分助かった人も多くいます。それで、持っておられるかもしれませんけど、社協に頼んで、数を把握させていただきました。少ないかもしれんけども、やっぱり3年で33世帯、しかも、半数以上が延長してます。この住居確保給付金というのは、3か月ごとに延長するんですよね。やっぱり独り親世帯が多い。それとか失業世帯、子育て世帯、やっぱりこういう方々、本当に大変な思いして。でね、この給付金、12か月で終わりなんですよ。延長して延長して延長して、1年で終わり。わし、こういうむごいことでいいのかなと思いましてね。
今回、住宅セーフティーネット事業というのがあって、これがまたハードルが高いんですよ。こういう制度、国、つくったんですけど、でも、生活保護世帯並みじゃないともらえない、なかなか厳しい、最長10年ということで。わし、生活困窮者向けに、ぜひ家賃の減免制度というのをつくってほしい。これは、ここ1市4町、あるいはほかの地域も含めて、検討していただけないでしょうか、伺います。
○市長(広田一恭君) 住居確保給付金の現状、件数とかはもう既に議員がおっしゃっておって、1年間で終わりですよというお話もあったところですが。この住居確保給付金の特徴としては、この
新型コロナウイルスの関係で、9か月にプラス3か月で1年というお話だったかと思いますが、この住居確保給付金の受給期間中、当然公共職業安定所等に行って、求職活動等を行って、1年間の間にそういった就業をしていただくと、その間の対応としての住居確保給付金の期間だったでないかなと思っておりますので、そういった求職活動を行うことで、脱却を図っていただけたらなと思うところです。
また、市営住宅の家賃についての減免制度の御要望もございました。確かに調べてみると、県内3市は対応しとるようでございますので、私どもも横に倣えではございませんが、ちょっと対応を検討してみたいと思います。
○10番(佐藤博英君) いや、そうなんですよね。ぜひ、3市、4市というよりも、やっぱり中部圏域でそういうことに取り組んでほしいです。ぜひ町営住宅も含めてお願いします。
それから、中山間地の問題です。これは毎議会、私やってますので、経過をお願いしたいんです。携帯電話、これもう恥ずかしいことだと私は思うんですけど、若い人が住まない、もう携帯電話も通じんところにいますか。緊急のとき、どうするんですかという問題なんで。
それから、小規模水道、これも私は1,000人以上の方々が、この小規模水道と言われる部分では、小規模水道と認めてないところもありますよ、ありますけど、恐らくこういう水道を使っておられる。何とかならんか伺います。
○市長(広田一恭君) 携帯電話の不感地区は、その後の対応みたいなところでございますが、既に御指摘いただいたとおり、状況を市としても調査したところでございます。実際に住んでおられる般若の方々にアンケートを取る、あるいは市の職員も現地に出て、いわゆる大手3業者のスマホを持って、状況を確認してきたところ、実際にやっぱり通じませんので、屋外でもつながらない状況。したがいまして家の中では一切つながらないということで、KDDIやソフトバンクに対しまして、電波状況を改善するよう、般若自治公民館と私どもと連名で要望書を作成して、6月16日付で要請したところです。
NTTドコモに対してもサービスエリアを拡大するよう要望いたしました。NTTドコモからは、自主事業での基地局の構築は困難ですということの御返答ございましたし、ソフトバンクでは、サービスエリアは計算した部分で入るはずだということに基づいて、電波が通っている地域の範囲内に入れておるということ。さらには、屋内ではリピーターという機器を導入することでもって、そういった通信が改善するというような話もありましたんですが、実際に外でも通じないんで、そこに電波が来とれば、増幅するような機器だとすれば、そういった機能を果たせるかもしれませんけど、般若の状況でいきますと、なかなかそういう、非常に微弱電波では、家の中に置いてもなかなか難しいんだろうなと思います。
3社に対する要望活動がなかなか思うような成果につながりませんでしたので、鳥取県でもこういった状況を取りまとめて、知事名とかでまた大手キャリアに要望活動を行っていくというようなことも伺っておりますので、県とも連携して要望活動を展開していきたいと思います。
また、もう一方で、実質、不感地区であるにもかかわらず、サービスエリアとされていることから、椋波の件でございますが、設置した支援制度を外していただくと、いわゆる国の支援制度が活用できるということにもなりますので、それぞれ携帯業者さんの電波の届く範囲内ではないということをはっきり明記していただけば、椋波のような公設で設置できるというスキームが使えるかと思いますので、そういった面でも要請してまいりたいと思います。
小規模水道の関係でございます。6月議会でも、今、実態を調査しているところですよということで、一応実態把握に当たっては、未普及地域の自治公民館長さんからのいろんなヒアリングは終了したところでございまして、今、個々の住民の世帯に対しまして、飲料水のアンケートを発送するように準備を進めているところでございます。アンケートは、水道の未普及地帯で、市が衛生管理を行っている17施設は除くと286世帯になりますので、そういった調査を踏まえて、また対応を検討してまいりたいと思っています。
○10番(佐藤博英君) 水道の問題は、これ、上水道、簡易水道として、本当は市が全部責任持たんといけんのですよ。それを昔から、ここが、中山間地の人たちは、自分たちで自分たちの身を守るためにやってきたから、今、こういう事態になっているんです。そこんところは、よく考えていただいて、支援体制を取っていただきたい。
この間、福原で断水がありましたよね。もう大変ですよ。水道局だって大変だったと思いますよ、水持っていって、水漏れはする。ほっとくということは、こういうことにつながるんです。もう耐用年数のことも考えながら、やっぱりそういう小規模水道についても考えていっていただきたい。
それから、最後です。職員の関係ですけど、私、昔、20年前に議員になったんですけど、その当時は、春だけの異動がほとんどでした。ところが今、途中異動や途中退職というのがすごく多いんです。それはどういう理由かは分かりませんよ。分かりませんけども、恐らく心の病、病気、やっぱりそういうことが起きてるんだと思うんです。あれ、行ってみたらおらん、長期欠席ですよと。中途で退職する人もいる。やっぱり相談体制というのをつくる必要あると思うんですが、いかがでしょうか。
○市長(広田一恭君) 市の職員の相談窓口の設置についてということでございました。
人事異動、必要に応じてちょくちょくやるもんですから、4月だけじゃないという御意見もあったところでございますが、基本的には4月の定期人事異動の際には、異動する側も受け入れる側もストレスを感じることが多いと思いますので、三、四か月後、定期人事異動の7月から8月ぐらいにかけて、課長級以上を除く異動者、あるいは初任者全員を対象として面談を行っています。面談で業務の進捗状況だとか、さき方御指摘のあった心身の不調だとか、そういった相談事がないか、確認は行っているところでございます。
そういった面で、健康管理という面が非常に重要だと思います。人間ドックや健康診断は当然ながらでございますが、ストレスチェックだとか、月2回の産業医による健康相談、それから、あるいは心の外部相談窓口というのを、鳥取市にありますカウンセリングルームたいようというところに市で契約をしておりますので、職員の方は、万が一そういった相談が必要な状況があるとすれば、無料で相談できる体制はできておりますので、相談窓口、ちょっと専門的な相談窓口としては、外部にはそういった面ではございますので、そういったところを活用していただくことが必要かなと思います。
御指摘のあったメンタルヘルスの対応につきましても、逐次、研修等も実施しているところでございますし、職員の心身の健康維持には努めているところでございます。職員課に、職員も随時ちゅうちょすることなく相談していただけばいいですが、近隣におる職員ということで、やりにくい場合については、市の場合はよく聞いてみると、職員労働組合への加入率が非常に高いということもお聞きしておるところで、職員労働組合への相談ということも一つの選択肢かなと思います。職員労働組合は、職員のそういう労働環境の改善に、執行部、私どもといろいろ協議しておられるところでございますので、労働組合に相談があれば、私どもにそういった対応を求めてこられると思いますので、そういった対応を取りながら、職員の健康管理には努めてまいりたいと思います。
○10番(佐藤博英君) 分かりました。ただ、やっぱり相談するときに、人に知られたくない、例えば職員課とか、そこで来てもらっている人にとても相談できないということが多いんですよ。ある職員に聞いたら、行ってみようと思ったけど、やめたとか、やっぱりそうなっちゃう。再任用職員からは、再任用職員なのに、何でこんな、俺は責任持たされるんだろうとか、何か
新型コロナウイルスの問題も含めて、すごくストレスがたまっとるのかなと思いました。会計年度任用職員でも、やっぱり、俺、来年どうなるだろうかという心配を持ちながらずっと仕事するわけですから、それはすごいストレスだと思いますよ。そういうことも含めて、気兼ねなく相談できる体制をつくっていただきたいということをお願いして、終わります。
○議長(福谷直美君) 以上で市政に対する一般質問は全て終了いたしました。
次の本会議は、9月12日午前10時から会議を開き、付議議案に対する質疑を行うこととして、本日はこれをもって散会いたします。
午後5時49分 散会...